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技術同人誌を書きたいテーマの見つけ方

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この記事は技術同人誌 Advent Calendar 13日目の記事です。技術書典5で2冊の新刊(+1冊の合同誌)を出した@mottox2が担当します。1

技術同人誌は「書けば生える」と言ってる方が多く見られるのですが、実際に書こうとなったときに「なにを書いていいかわからない」という方は多いのではないでしょうか?

この記事では、書きたい・広めたい技術に出会うヒントや切り口を紹介していきたいと思います。

前提として、ITエンジニアがテーマを見つける方法について書いています。

自分がやっていることから見つける

一番見つけやすいのが、今自分が取り組んでいる技術をテーマにすることです。仕事でプログラミングをやっている人が取り組んでいる技術であれば、濃い内容の技術同人誌になるでしょう。
ただ、「巷に同じテーマの技術書は溢れてる」「すごい人がいるのに自分が書いていいのだろうか」と手を止めてしまう人がいるかもしれません。

しかし、「巷に同じテーマの技術書は溢れてる」と思うあなた!その本にはあなたが求めている情報がありますか?

世の中に出ている商業誌というのは、部数をある程度ないと採算が取れないために人数が多い初心者層を対象にした本が多いです。また、(数年前まで変化が早かったウェブフロントエンドなどの)変化の早い分野では商業誌の特性上、追いきれていない場合があります。

このギャップを埋められるのが技術同人誌です。個人的に感銘を受けた(技術書典5の)事例を紹介します。


このようにすでに成熟している分野からも切り口を変えるだけで魅力的な本が生まれます。
自分が「こういう本がほしかった」と思える切り口をテーマにしてみてはどうでしょうか?

触ったことのない技術から見つける方法

これは技術同人誌のテーマの見つけ方というよりは、エンジニアの学習というテーマのほうがふさわしいかもしれません。
ITエンジニアは(個人的観測範囲では)新しい分野を探っていくのは大好きだと思います。その中で「書きたい」「広めたい」と思える技術に出会えたら幸せだと思います。
そういった技術に出会えるヒントを紹介します。

尊敬している人が「いい!」と言っている方法に触れる

ITエンジニアとして尊敬している人はいますか?
技術タイプや人間的に素晴らしいタイプやマネージメントが素晴らしいタイプなどいろんなエンジニアがいると思います。
技術を深ぼったり、新しいことに挑戦することが得意なエンジニアさんの言っていることを聞くと、おもしろい分野に出会えることが多いです。

自分自身、技術書典で出した本のテーマであるGatsbyは、尊敬するエンジニアの方が「めっちゃいい!」と言っていたことがきっかけで手を出しました。
尊敬している人がいいと言っているものなのでバイアスが働いて、多少躓くことがあってもチャレンジすることができたりします。
これで教えてくれた人より詳しくなる気持ちで取り組んで、「めっちゃいい」と思えるようになったら次はあなたが布教する番です。本を書きましょう。

「尊敬できる人が周りにいない」という人も少なからずいると思います。そういうときは、いつもいいブログを書く人や、いい技術スライドをつくっている人、発信する情報を見て尊敬できる人をインターネットで見つけましょう。
そういった人たちが発信する情報から「いい!」と思える技術が見つかるかもしれません。

個人開発で出会う

ITエンジニアは他業種と比べて、個人学習をやっている人が多い印象を持っています。
個人学習では仕事とは違う技術を使えるために、いつもとは違う技術を選択する人も多いのではないでしょうか?

IT技術の進歩は早く、時間経過によってベストプラクティスが移り変わりやすいです。
今のベストはなんなのか?みたいな観点で技術を選んだり、上記にあげた尊敬している人の情報から技術を個人的な開発に持ち込むこともいいと思います。

実際に個人で開発していく上で、メリットやデメリット、つまづきやすい点などがはっきりしていくことでしょう。
触っていく上で「なぜこれが知られてないのか?」みたいな感想も持つかもしれません。
そういった技術を広める手段が技術同人誌です。初心者を導いていけるような本を書いて、推しの技術を布教していきましょう!

自分が出した本のテーマであるNetlifyは、個人開発で使い始めて魅了されました。
参考に、筆者が今年取り組んだ個人開発メモを記載します。興味があればぜひ読んでください。

自分のGitHubから読み取る挫折の歴史 in 2018

まずは熱くなれるテーマ選びから

自分が今やっている技術、未来に出会う技術からテーマを見つける方法を紹介しました。

読んでくれた方はわかるかもしれませんが、熱量をかなり意識した内容だと感じられたかもしれません。
同人誌では熱量は大切な要素です。技術ブログとかで「○○をやってみた」という記事を書くのは1日あればできますが、同人誌は数十ページ以上のケースがほとんどです。(薄い本は例外ですが…)
数十ページを執筆すると少なくとも1週間以上はそのテーマに向き合って書いたり、校正したりすることになります。
そこに熱量がないと完成させることは難しいでしょう。

熱量を持てるテーマを見つけることが、技術同人誌を書き上げるための最初のハードルだと思います。
今回の記事で、熱量の持てるテーマを見つけられる人が一人でも増えると嬉しいです。

  1. 振り返り記事: 技術書典5にサークル参加した振り返りレポート

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