VSCodeの調子が悪い時はVSCode Insidersに避難しよう
私のVSCode遅くない?
自分は普段から『VSCode』(Visual Studio Code)を愛用していて、RubyやPythonなどJavaScript/TypeScript以外の言語を書く時にも利用しています。 しかし、最近VScodeを利用していると重く、コードを書く時のテンションも上がらなくなってしまいました。 何らかの拡張機能が原因だとは思うのですが、すべての拡張機能を確認する気にはなれませんでした。 ただ、VSCode以外のエディタを使うにしても、VSCodeに慣れてしまったため、生産性は大きく落ちてしまいます。
ここ最近VSCodeが重くてしんどい…Vimに戻るのも違う気がする
— もっと@技術書典7 お89C (@mottox2) September 27, 2019
選ばれたのは『VSCode Insiders』でした
そこで選んだのが『VSCode Insiders』です。『VSCode Insiders』はVSCodeの開発版ビルドです。私達が普段使っている安定版にリリースされる機能が先行的に使えるものです。 この開発版ビルドのいいところは安定版のVSCodeとは別にインストール出来ることです。拡張機能の設定もおのおのに持っているため、必要なものだけインストールして運用できます。 「開発版なので安定はしてないのでは?」と思われがちですが、今のところ問題なく使えています。変なクラッシュにも遭遇していません。
どういう使い方をしているのか?
ここ最近はJavaScript/TypeScriptを書くときだけ『VSCode Insiders』をメインエディタとして使っています。 そこでどういう方針で使っているのか、使う際に注意する点を説明します。
方針
「快適にJavaScript/TypeScriptを書くエディタとして利用する」を指針にしています。 これはVSCodeであらゆる言語を書くため、多くの拡張機能をインストールし、結果として動作が重くなったことの反省からです。 そのため、JavaScript/TypeScriptに関係しない拡張機能はインストールしないで運用しています。
また例外的に次の拡張機能はインストールしています。
- Vim
- Vimのキーバインディングがないと生産性が大きく落ちるため
- Material Theme
- テーマの拡張機能です。VSCodeとVSCode Insidersでテーマを分けると、どちらを使っているか判別しやすくなります。
注意する点
VSCodeではcode
というシェルコマンドが用意されており、引数にディレクトリを渡すことで、指定したディレクトリをルートとしてVSCodeを開いてくれます。
$ code project/
Insidersにもcode-insiders
シェルコマンドが用意されています。
利用方法は同じなので同じ感覚で使えます。なので、コマンドの存在を知って使える状態にしておくことが重要です。
$ code-insiders projects/
macOSでシェルコマンドを利用するには、「Cmd + Shift + T」で開くコマンドパレットから「Install ‘code-insiders’ command in PATH」を選択しインストールします。
感想
これらを意識することでVSCodeの調子が悪くなっても緊急避難が可能です。 ただ、根本的な解決には至ってないので解決したいです…情報求む!