毎年10月に開催されるHacktoberfestに参加しました。このイベントはOSSへの貢献を行い、期間中に規定数(4つ)の貢献を行った人に特典がプレゼントされるものになっています。
自分はドキュメンテーションの翻訳でHacktoberfestに参加したので、参加記録を書いておきます。今年のHacktoberfestは終わってしまいましたが、来年以降の参加者にとって参考になればと思います。
Hacktoberfestは毎年行われていますが、トップページに今年は何が新しくなったのかを説明する「NEW FOR 2022」ページへのリンクが置かれていました。
ざっくりとした内容は次のようなものになっています。
CONTRIBUTING TO OPEN SOURCE ISN’T JUST FOR TECHNICAL FOLKS WHO WANT TO WRITE CODE. THERE ARE LOTS OF OPPORTUNITIES TO USE YOUR PROFESSIONAL SKILLS IN SUPPORT OF OPEN-SOURCE PROJECTS. THIS YEAR, WE’RE MAKING A POINT TO ENCOURAGE CONTRIBUTIONS THAT REQUIRE SOME TECHNICAL EXPERIENCE OR NONE AT ALL. NO MATTER YOUR EXPERIENCE, YOU CAN PARTICIPATE IN HACKTOBERFEST!
大約: 今年はコードを書く以外の貢献も歓迎します
このように昨年までのHacktoberfestでは推奨されなかったドキュメンテーションや翻訳などのテクニカルライティングも貢献としてカウントされるようになりました。
自分が貢献したのはAstroというウェブフロントエンド分野のサイトジェネレーターのプロジェクトです。
Astroにはドキュメントが複数の言語で用意されており、その中に日本語もあります。ただし、日本語のドキュメントは最新のものに追いついているわけではなく、古いものや日本語版のページは存在せず英語版のまま表示されているものも存在します。
Astroとの関わり方としては、仕事で触っているもののドキュメントが古くなっていることに気づき、貢献を考えていたところたまたまHacktoberfestの貢献対象だと知りました。
Astroに貢献した具体的な手順を説明します。
Astroの翻訳プロジェクトには翻訳の貢献に関するドキュメントがあります。貢献の仕方には翻訳とレビューがありましたが、その時点で日本語レビューを受け付けているプルリクエストはなかったので翻訳を選択しました。
ドキュメントに従い翻訳ステータスが記録されているIssueを確認し、自分が翻訳したいページを見つけます。
ステータスとしては、まだ日本語の翻訳が全くされていないものと、翻訳が古くなっているものに分かれています。自分は後者を選択しました。
翻訳したあとはPRを作成します。
Hacktoberfestの貢献と認められるには、hacktoberfestのタグがついたリポジトリで貢献するか、hacktoberfest-accepted
のラベルがついたプルリクエストで貢献する必要があります。Astroは後者なので、PRのdescriptionにhacktoberfestに参加する意思を示さないといけません。
Hacktoberfest参加者向けの文章も用意されているので、参考にしながら進めます。
PRが作成されると、日本語コントリビューターによるレビューを経てマージされました。Hacktoberfestの貢献もPR作成から7日後に承認されました。これはHacktoberfestのWebページで確認できますが、承認されるたびにメールが届くのでページでなくても確認することができました。
4つのPRが承認されると、Hacktoberfestからメールが届きます。このメールから特典への申込を行います。
Hacktoberfest用のECショップへのリンクを踏んで、必要情報を記入し申し込みを行いました。
自分は2019年にもHacktoberfestに参加しましたが、Tシャツが届くまで結構期間がありました。おそらく、忘れたことに届くことでしょう。その日が楽しみです。
ここ最近、オープンソースプロジェクトへの貢献をほとんどしていませんでしたが、このイベントを通して久しぶりに貢献することができました。
Astroは個人的に気になっているプロジェクトなので今後も暇を見つけつつ貢献していけたらなと思っています。
ここ最近、Web技術を利用した画像生成に興味があります。本記事では、日本語における表現の一種である縦書きに焦点を当て、Web技術を使った縦書きを含む画像生成方法についての調査をまとめました。 > 現
追記(2022/12/29): 問い合わせに対応する窓口をTwitterに統一したいので、フォームページは削除しました。 当ブログは静的サイトホスティングサービスのNetlifyでホスティングされ
Figmaの公式コミュニティであるFriends of Figma, TokyoのFigmaお楽しみトーク Vol.2というイベントでFigmaプラグイン開発について話してきました。 今回のイベント